グルーヴィタイム(ルミナスグルーヴの13) 第4戦


キャロットクラブ出資愛馬第27号は、好調ハービンジャー産駒の馬。

父ハービンジャーは晩成血統と思われたが、初年度産駒が2歳戦から活躍。特に我が愛馬クラージュシチーは未勝利戦で10馬身差をつけて圧勝。大物感が窺えた。このまま産駒が走り続ければハービンジャーの種付料は高騰し、小口の私としてはやがて手が届かなくなるだろう。安価な今が買い時と判断。

また、母は未勝利馬ながら祖母に名牝エアグルーヴを持つ良血。馬体は良く思えなかったハープスターがあれだけ活躍したように、やはり血のなせる業は大きい。その良血の母の産駒が牡馬で募集価格2000万円とくれば、どう考えてもお買い得。母が未勝利馬だったこと、1月生まれなのに明らかに小柄なことなどからこの値付けと思われるが、総じて非常に魅力的な馬。

今後の成長力次第ながら、2つ3つは勝って欲しい。

初戦は事前の調教で同じ2歳馬相手に千切られまくりどうなることかと思ったが、出遅れながらもスローペースで不利な展開にもかかわらず最速上がりで直線だけで8頭をごぼう抜きで5着と掲示板を確保。

素質は感じられたし、これなら勝ち上がれそう。


2戦目は他馬に擦られて掛かってしまいというのはわかるが、それでも前週まで追い切りで終い脚が上がっていたように、早々に手応えがなくなり失速。

3戦目の前走はスタートではスピード負けでボジションが取れず、直線も早々に手応えがなくなりと12着大敗。全く良いところがなかった。馬体にも成長は見られず勝ち上がりは正直赤信号と言わざるを得ない。


前走後、毎度のパターンだが馬体に大きな傷みなどないものの、優先権を確保できなかったので3月16日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

4月9日に栗東トレセンに帰厩しました。


4月30日 京都4R 3歳未勝利 芝1400m 混合に出走!!

フルゲート18頭のところに想定数は28頭。信頼できるクラブ公式HPでは”除外の可能性有B”のジャッジ。想定で見ると最後の3枠を7頭で争うという難しい抽選。ただ、しっかりと松若風馬騎手を確保してくれているし突破したいところ。結局抽選にはならず18頭で確定。


6着/13番人気。

二の脚がつかず最後方からの競馬になるも勝ち馬から僅か0秒3差、3着馬からはクビ、クビ、クビ差の6着と大健闘!!勝ち馬の時計が競馬ブックの推定勝ちタイムだったように水準級の時計のレースでそこから僅差。しかも直線で前の馬が垂れてきて切り返すロスも。

これで一気に勝ち上がりが見えて来た。少なくとも近走2戦の内容からは絶望的だったが光が差し込んできたよう。もちろん、道中はラチ沿い、直線も内を突いての全体的にはロスの少ない内容で過大評価は出来ないが、取りあえず嬉しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の松若風馬騎手と西村真幸調教師のコメントを掲載。

(2016年5月9日完結)

2016年4月12日立ち上げ

●前走後、毎度のパターンだが馬体に大きな傷みなどないものの、優先権を確保できなかったので3月16日にノーザンファームしがらきへ放牧に出され、4月9日に栗東トレセンに帰厩しました

 我らが愛馬グルーヴィタイムの初戦は、事前の調教で同じ2歳馬相手に千切られまくりどうなることかと心配しましたが、出遅れながらスローペースで不利な展開にもかかわらず最速上がりで直線だけで8頭をごぼう抜きにし5着と掲示板を確保してくれました。素質は感じられましたし、これなら勝ち上がれそうと安心しました。

 2戦目は他馬に擦られて掛かってしまいというのはわかるのですが、それでも前週まで追い切りで終い脚が上がっていたように、早々に手応えがなくなり失速してしまいます。

 3戦目の前走はスタートではスピード負けでボジションが取れず、直線も早々に手応えがなくなりと12着大敗。全く良いところがありませんでした。馬体にも成長は見られず勝ち上がりは正直赤信号と言わざるを得ない状態です。

 2、3戦目は外々を回り距離ロスがありましたが、内に入っていたとしてもとても勝ち負けに絡める走りではなく、時間と共に成長を続ける他馬と、早い段階で成長が止まってしまったと考えられるグルーヴィタイムの差が出てしまっていると思います。やはり2歳時に勝ち上がれなかったことは大きいですね。


 前走後、毎度のパターンですが馬体に大きな傷みなどないものの、優先権を確保できなかったので節を空ける為3月16日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

 4月9日に臨時更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告によりますと、グルーヴィタイムは4月9日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 ここ2戦は外々を回らされていますから、内を距離ロスなく進みまずは掲示板を目指したいですね。

これ以降は2016年4月28日に作成

●追い切り情報(4月28日更新)

前走前 3月9日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
助手
4F 54.3
3F 39.8
2F 26.1
1F 12.8



4月10日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.7
3F 40.7
2F 27.7
1F 14.4


4月13日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.3
3F 40.8
2F 26.4
1F 12.9


4月17日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.3
3F 43.8
2F 27.6
1F 13.2



4月20日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 53.7
3F 38.9
2F 25.7
1F 13.2
モズラコルタ(3歳未勝利)一杯を1.9秒追走0.4秒遅れ


4月24日 栗東CW 稍重馬場 馬なり余力

西村真幸調教師
4F 60.9
3F 44.6
1F 13.8[9]


4月27日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 57.0
3F 40.3
2F 25.9
1F 12.9
 4月10日、9日に帰厩したばかりですがもうそれなりの追い切り時計を計時しました。全体の時計はなかなか良いのですが、終いの14秒4がいただけません。ここを自己ベストのときのように12秒台で上がらないと。・・・とはいえ日曜日の追い切りですしそこまで言うのは酷かも知れませんが。

 4月13日、今回は全体をゆったりと終いを伸ばす調教を課せられました。10日の追い切りよりもこちらの方が良いですね。今週は帰厩後10日ルールで出走できませんから週末、来週とあと2本追い切れますし良い状態になるのではないでしょうか。
 次こそはもう少し前進してくれないと・・・。
 デイリー馬三郎では成績の振るわない馬には辛口ですが”キビキビB”と良い評価をいただいております。嬉しいですね。

 4月17日、全体はゆっくりですが終いは13秒ほどで追い切られました。とにかく終いを伸ばす調教ばかりをされていてこれは好感が持てますね。まずはしっかりと終いの脚を伸ばして行くことです。

 4月20日、自己ベストを更新しました。ただ、終いは13秒台ですし、併せた同格の未勝利馬にかなり後ろから言っているとは言え届きませんでした。これが上がり12秒7で0.1秒先着なら未勝利戦くらいは勝てそうと期待も高まるのですが・・・。それでも徐々に追い切りも良くなって来ていますし本番でも前進して欲しいですね。
 デイリー馬三郎では”遅れ上々C”となんとも言えない評価です。
 以下は4月21日に更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告です。
「水曜日に坂路で併せてビッシリと追い切っています。今の坂路は非常に馬場が悪くて走りづらい状態なのですが、相手に遅れを取ってしまったものの、この馬としては最後までよく動くことができていたと思います。ひと追いごとに状態は上がってきていますし、これでまたさらに良くなってきてくれるでしょう。今のところは来週の京都、新潟の番組を目標に調整を進めていく予定ですが、どちらへ向かうかは当週の想定などを見ながら検討していきたいと思います」(西村師)30日の京都競馬(3歳未勝利・芝1400m)、もしくは同日の新潟競馬(3歳未勝利・芝1600m)に出走を予定しています。
 ということで西村真幸先生の評価も良いようですね。次走の予定が4月30日 京都4R 3歳未勝利 芝1400m 混合或いは同日 新潟5R 3歳未勝利 芝1600mと発表になりました。

 4月24日、今回も全体はゆったりと終いは少し速めのハロン14秒で追い切られました。西村真幸調教師自らが調教をつけてくださっています。しっかりと攻められていますし次の水曜日にアッと驚く動きを見せて欲しいですね。順調ですし次は本番でもある程度の結果を出して欲しいものです。

 4月27日、アッと驚くような動きではなかったですね(苦笑)。全体をゆったりと進んで終いをしっかりと伸ばす調教をされています。馬格がないですしこんな感じが良いでしょうね。あまり強くやり過ぎると馬体減りを起こしてしまいそうですもんね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。グルーヴィタイムなりに順調だと思います。ただ、決して調教で素晴らしい動きを見せているということはありませんのでA評価にはできません。
 デイリー馬三郎では”気配平凡C”と低い評価です。確かに時計の数字だけならそんなもんでしょうね。競馬ブックでは”一息入れ立て直す”とまずまずの評価です。

●気になる出馬想定表(4月30日 京都4R)

出馬想定表 4月30日 京都4R 3歳未勝利 芝1400m 混合 フルゲート18頭 想定数28頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
11 イージーゴー 小牧太  1/17 未勝利 京都ダ1800 10
ヴィクトリアマンボ 武豊 11/29 未勝利 京都ダ1400 11
ヴィーヴァテキーラ 藤岡佑介 初出走
ウォータースイング  4/10 未勝利 福島芝1200 15
オーサミスト 藤岡佑介  4/10 未勝利 阪神芝1600
16 グルーヴィタイム 松若風馬  3/12 未勝利 阪神芝1400 12 10 B+
サダムノンノ 松山弘平 11/28 新馬 京都芝1600 12
ザマーチャン 福永祐一 初出走
シゲルイブリカマス  3/26 未勝利 阪神ダ1200 15 15 13 16 13
16 スペードクイーン 佐藤友則  3/12 未勝利 阪神芝1400 13
スマートシモーヌ  3/19 未勝利 中京芝1200
13 ソラーレ  3/06 未勝利 小倉ダ1700 15 14 14 12 14
16 タランテュー  3/12 未勝利 阪神芝1400 10 13
ツースターク 国分恭介  4/02 未勝利 阪神芝1600 11
テイエムダグラス 田中健  4/03 未勝利 阪神ダ1400 11
ティーソフィア 和田竜二 初出走
ナヴラトリ  3/26 未勝利 阪神芝1400 10 10
16 ナムラルーシー  3/12 未勝利 阪神ダ1400 11
13 ハトマークレディ 幸英明  3/06 未勝利 小倉芝1200 11 13 13
13 ヒルノサルバドール 古川吉洋  3/06 未勝利 阪神芝1600
ファンタサイズ 川田将雅  3/26 未勝利 阪神芝1400
12 ベリコール 畑端省吾  2/13 新馬 京都ダ1200 11
16 ベリースコール  3/13 未勝利 阪神ダ1400 12 14 13 15
マリエラ  4/16 未勝利 阪神芝1400
16 メイショウウララカ  3/13 未勝利 中京芝1400 10 14
メイショウオムロ  3/19 未勝利 阪神ダ1200 15 11
ライジョー 太宰啓介  4/03 未勝利 阪神ダ1400 10 13 11 10
16 リュウセイ  3/12 未勝利 阪神ダ1200

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在28頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”除外の可能性有B”のジャッジです。想定で見ると最後の3枠を7頭で争うという難しい抽選になりそうですが・・・。ただ、しっかりと良い騎手(松若風馬騎手)を確保してくれていますし突破したいですね。

●出馬確定表

出馬確定表 4月30日 京都4R 3歳未勝利 芝1400m 混合 出走数18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
イージーゴー 小崎綾也  1/17 未勝利 京都ダ1800 10
ヴィクトリアマンボ 武豊 11/29 未勝利 京都ダ1400 11
グルーヴィタイム 松若風馬  3/12 未勝利 阪神芝1400 12 10 B+
サダムノンノ 松山弘平 11/28 新馬 京都芝1600 12
ザマーチャン 福永祐一 初出走
スペードクイーン 佐藤友則  3/12 未勝利 阪神芝1400 13
スマートシモーヌ 秋山真一郎  3/19 未勝利 中京芝1200
ソラーレ 酒井学  3/06 未勝利 小倉ダ1700 15 14 14 12 14
タランテュー 三津谷隼人  3/12 未勝利 阪神芝1400 10 13
ツースターク 国分恭介  4/02 未勝利 阪神芝1600 11
テイエムダグラス 田中健  4/03 未勝利 阪神ダ1400 11
ティーソフィア 和田竜二 初出走
ナムラルーシー 松田大作  3/12 未勝利 阪神ダ1400 11
ハトマークレディ 幸英明  3/06 未勝利 小倉芝1200 11 13 13
ヒルノサルバドール 古川吉洋  3/06 未勝利 阪神芝1600
ベリースコール 国分優作  3/13 未勝利 阪神ダ1400 12 14 13 15
マリエラ 川田将雅  4/16 未勝利 阪神芝1400
メイショウルルド 城戸義政  1/05 未勝利 京都ダ1800 15 13 13

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●京都芝1400mコース解説

 フルゲートは18頭。春季開催(重賞除く)は16頭。スタート地点は向正面2コーナーのポケット。芝1200mのスタート地点から真っ直ぐ200m下がった場所になる。
 芝1400mの内回りは2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレースのみで使用。上級クラスでは使われないため、あまりメジャーではないが、レース数は内回りの方が多い。
 3コーナーまで約500mほど距離があるので、1200mほど前半は厳しくならないが、キャリアの浅い馬同士のレースが多いため、展開は非常に読みにくい。
 一般的に前半が速くなり、後半の上がりがかかるのが普通。上がりがかかれば差し馬が来やすくなる。しかし、全体的な数字では中団〜後方からの差し馬は不利で、逃げ・先行の方が圧倒的に良績を残している。差し馬同士ではなかなか決まらない。
 
有利な枠順 中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、前半の位置取り
種牡馬ベスト フジキセキ、ディープインパクト、ダイワメジャー
連対騎手ベスト 川田将雅、福永祐一、幸英明、浜中俊、武豊
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分23秒1 1分23秒9 1分26秒5
2歳未勝利 1分22秒9 1分23秒1 1分24秒0 1分26秒9
2歳500万 1分22秒3 1分22秒4 1分23秒3
3歳新馬 1分23秒5 1分25秒6 1分24秒7
3歳未勝利 1分22秒7 1分23秒2 1分23秒4 1分27秒4
3歳500万 1分22秒3 1分23秒1 1分25秒6
古馬500万 1分22秒1 1分22秒6 1分21秒7

●騎手は松若風馬騎手 ほっさん評価「C」

 今回のグルーヴィタイムの鞍上は西村真幸先生御用達の松若風馬騎手です。想定段階では除外の可能性がかなりありましたから、そんな中で良い騎手を確保していただいたと思います。

 松若風馬騎手と言えばグルーヴィタイムと同じ西村真幸厩舎の愛馬サンフレイムに2度騎乗していただいております。ただ、共に人気を下回り、私の中ではあまり凄い騎手だという印象のない騎手です。ですが愛馬以外では素晴らしい騎乗も多々あり、今度こそ愛馬で素晴らしい騎乗を見せていただきたいと熱望しています。


 松若風馬騎手はデビュー前から評判の高い騎手で3年目を待たずしてすでに100勝を達成しており、減量の恩恵はもうありません。しかし、その減量の恩恵がなくなった3年目はすでに20勝しており技術の向上と競馬サークルからの期待の大きさを窺わせます。


 2016年4月29日現在、JRA通算127勝。内重賞1勝。勝率8.1パーセント、連対率14.9パーセントと3年目にしては素晴らしい数字。昨年(2015年)は60勝、勝率8.3パーセント、連対率14.7パーセント。2年目で確実に数字を挙げてきた。そして3年目を待たずして100勝に到達し減量の恩恵はなくなった。その減量の恩恵のなくなった今年(2016年)はここまで20勝、勝率8.2パーセント、連対率15.5パーセントと数字を維持しており、確実に腕を上げていることがわかるし、各所からの信頼も大きい。


 松若風馬(まつわか ふうま)は1995年9月4日生まれの20歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する2014年デビューの3年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有しているが、障害戦での騎乗は1度もない。音無秀孝厩舎所属。父は装蹄師で、サクセスブロッケン、ローレルゲレイロ、アンライバルドなどの装蹄を担当した松若勝。

 滋賀県出身。装蹄師である父に連れられ幼い頃から競馬場に通い、小学校から乗馬を始めた。デビュー前の抱負では、内田博幸騎手を目標とするジョッキーとして挙げていた。

 2014年2月に競馬学校を30期生として卒業し騎手免許を取得する。同期は小崎綾也、義英真、木幡初也、井上敏樹、石川裕紀人、そして騎手免許を再取得した柴田未崎がいる。

 2014年3月1日、音無秀孝厩舎所属としてデビュー。阪神8Rでサンライズマーチに騎乗し、16頭立ての4着。初勝利は翌3月2日、小倉2Rでトレノカチドキで優勝。デビュー2戦目で初勝利を挙げた。その約20分前に行われた阪神1Rで同期の義英真が初勝利を挙げたため、新人一番乗りの勝利は逃している。


 2014年7月20日、中京9Rのマカオジョッキークラブトロフィーでホープタウンに騎乗。当初騎乗予定だった武豊が6Rで落馬負傷し、急遽乗り替わりとなった代役で特別レース初勝利を挙げた。

 2014年は最終的に47勝を挙げ、関西新人騎手の中で最多勝かつ騎乗停止処分がなかったことが評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞新人賞を受賞した(この年は小崎も、同期よりも2ヶ月程度遅い4月19日デビューの状況下で38勝を挙げ、「新人特別賞」を受賞。2名の受賞となった。)。また、関東新人騎手を含めても最多勝かつ30勝以上のため、JRA賞最多勝利新人騎手も受賞した。JRA賞最多勝利新人騎手は、2010年の高倉稜が受賞して以来、30勝以上をあげた新人騎手がいなかったため、4年ぶりの対象者となった。

 2015年8月9日の小倉記念でアズマシャトルに騎乗し1着となり2014年にJRAデビューした騎手の中で最初の重賞勝利となった。同年11月23日、京都3レースで、ローザルージュが1着となり、JRA通算100勝を達成した。デビューから僅か2年目で減量が取れることになった。


 2014年デビューの新人騎手6人の2016年4月30日までの騎乗成績は以下のとおりです。

松若風馬 127勝
石川裕紀人 71勝
小崎綾也  64勝
義英真   39勝
井上敏樹  34勝
木幡初也  22勝

 ということで、同期の中でも最も勝ち数を伸ばしています。
 ほっさん愛馬での成績(5戦0勝)

 2014年 5月24日 ラフェドフルール 3歳未勝利            新潟ダ1800m 15着/12番人気
 2015年 4月12日 マデイラ      福島民報杯 4歳上オープン 福島芝2000m 10着/13番人気
 2015年 8月 8日 サンフレイム   500万下             小倉ダ1000m 8着/5番人気
 2015年 8月16日 ベルディーヴァ  3歳未勝利             小倉ダ1700m 10着/5番人気
 2016年 3月 5日 サンフレイム   500万下             小倉芝1200m 16着/12番人気


2014年6月28日 阪神12R 500万下でアップアンカーに騎乗する松若風馬騎手(10番人気/13着)。

これ以降は2016年4月29日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「スペードクイーンの前走は硬さがあって当日気配がもうひとつ。再度立て直されて動きが良く、2戦2連対の京都1400メートル。変身を。マリエラは長期休養明けで見せ場。スマートシモーヌ、ヴィクトリアマンボ注。」


短評は「混線模様」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ヴィクトリアマンボ △△ △△
ハトマークレディ
テイエムダグラス
スマートシモーヌ △△
マリエラ
ナムラルーシー
スペードクイーン
ベリースコール
グルーヴィタイム
イージーゴー
ヒルノサルバドール △△
ツースターク
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
スペードクイーン 4.1
マリエラ 4.4
ツースターク 6.6
ヴィクトリアマンボ 7.8
イージーゴー 11.6
中 略
テイエムダグラス 29.8
ヒルノサルバドール 30.1
グルーヴィタイム 31.1
ティーソフィア 34.6
ソラーレ 43.5
メイショウルルド 49.4



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
グルーヴィタイム 63 63 58 56
スペードクイーン 74 74 66 55
マリエラ 69 58 69
ツースターク 68 30 67 68
ヴィクトリアマンボ 59 59 38
イージーゴー 62 62 44


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎テイエムダグラスは芝スタートで抜群のダッシュ力を発揮。ゴール前で外から来られるとひるむしぐさを見せていた。芝変わり+ブリンカーの装着は前回を糧にした変更点。もうひと押しが期待できそうだ。切れる○が2番手評価。〈吉田〉」

◎ テイエムダグラス
○ スペードクイーン
▲ マリエラ
× スマートシモーヌ
☆ サダムノンノ

以下省略

グルーヴィタイムは本紙無印(>_<)


グルーヴィタイムは全13記者中 △(6番手以下評価) 1記者、無印 12記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

グルーヴィタイム(12着)

 「前走が、擦られたとはいえ前々でややかかり気味でしたし、今日は出たなりでジワっと進めようと話をしていました。ただ、外枠ということもあってポジションを取りに行きづらく、結果的には後手に回ってしまいました。手応え良く直線を向いて最後はよく脚も使っていましたし、もう少し積極的に運んでも良かったかもしれません。うまく乗れず申し訳ありませんでした」(小崎綾也騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「抑えて中団のやや後ろから。3角過ぎからジワッと押し上げていったが、4角でもう一杯の手応え。外々を回らされたにしても案外だった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

グルーヴィタイム

 「仕上がりはいいが実戦に行くと掛かってしまう。折り合って運べるかどうか。」(西村真幸調教師・デイリー馬三郎)

 「ノーザンファームしがらきからいい状態で帰厩した。揉まれずに運べれば。」(西村真幸調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 想定段階では フルゲート18頭のところに想定数は28頭、信頼できるクラブ公式HPでは”除外の可能性有B”のジャッジと想定で見ると最後の3枠を7頭で争うという難しい抽選だったグルーヴィタイム。

 松若風馬騎手という良い騎手を確保していただいていたこともありなんとか確定して欲しいと願っていましたが、無事確定しました!!

 蓋を開けてみればグルーヴィタイムと同節の馬は全て入ることが出来、もう1節少ない馬も入って来ました。


 レースも全体的にそう強すぎるメンバー構成ではなく掲示板を確保して欲しいものです。しかし、近2走の内容や追い切りの動きからはそんなに強気にもなれません。とにかく次に繋がるレースをお願いしたいですね。

これ以降は2016年5月2日に作成

●パドック

 グルーヴィタイムの馬体重は前走プラス4キロの424キロ。相変わらず小柄ですが、少しでも増えているのは良いと思います。

 馬体はなかなか仕上がっていましたが、チャカチャカと煩い感じですね。集中力がなく、まだまだ子どもっぽい感じです。こういう馬は1つ勝って気性面が成長すればそこそこやれて良いと思うんですけどね。

●レース 

 グルーヴィタイムはスタートはまずまずですが、二の脚の差でズルズルと後退。競馬ブックでも1馬身差の不利という評価です。

 一気に最後方になり、芝とは言えこんなに後ろで前に届くのかとドキドキさせます。その後、道中で少しずつポジションを上げて行きます。グルーヴィタイムは比較的アタマの高い走りをするハービンジャー産駒ですが、重心の低い良い走りです。

 ずっとラチ沿いを距離ロスなく回り、4角でも内を突きます。もっとも、これまで2走は外回しで大敗でしたからこれしかないでしょう。直線で追い出してからはなかなか良い脚で上がってくるのですが、バテて垂れてきた3番のタランテューが邪魔になりブレーキ(T_T)。外に出し立て直されるもゴール!!結局脚色は前の馬よりも優勢でしたが6着と僅かに掲示板を外します。それでも勝ち馬ともさほど差は無く、良い走りでした。

●時計の評価

 今回のグルーヴィタイムの走破時計は1分22秒3良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分22秒0、勝ち馬の走破時計はブックの推定通り1分22秒0でした。

 グルーヴィタイムは3着馬からはクビ、クビ、クビ差の6着。本当にもう少しで掲示板確保でした。掲示板に載るのと載らないのとでは優先出走権の差がありますし大きいですね。それでもこれだけの僅差ですし、これまでの2戦の内容では勝ち上がりは絶望的かと思われましたから我々所持者も一気にテンションが上がりましたね(笑)。

 ただ、その大敗したここまで2戦と違い道中はラチ沿いをロスなく進み、最後も内を突いてのものです。過大評価も出来ません。なんとか今回の再現で1つ勝って更なる成長を待ちたいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

グルーヴィタイム(6着)

 「溜めればしっかり脚を使えますし、1400mの流れも合いますね。ただ、直線ゴチャついてうまく捌けないところがあって、あそこがスムーズならもっと上の着順を狙えていたと思います。うまく乗れず申し訳ありませんでした」(松若風馬騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「うーん、できれば5着が欲しかったですね…。状態はかなり良かったのでやれるという手応えはありましたし、あとは流れひとつだと思っていたのですが、1400mのペースもこの馬には良かったようです。上位とも差のない競馬ができているだけにあとひと押しだとは思います。ただ、この条件で優先出走権がないとなると7〜8節は間隔が必要になりますし、一度放牧に出させていただくことになるかもしれません」(西村真幸調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金500万円の7パーセントで35万円。特別出走手当が39.7万円。合計74.7万円。1口で割りますと1500円程度になると思われます。ここ2戦が二桁着でしたから18頭立ての6着は嬉しいですね。 

これ以降は2016年5月9日に作成

●今後の展望

 この一戦まではグルーヴィタイムの勝ち上がりについて絶望感が漂っていました。今回の一戦で少なくとも未勝利戦勝ち負け水準にグッと近づいたことでなんとかギリギリ未勝利クラスを脱出してくれるのではないかという希望が湧いてきました。

 それでも展開に恵まれて距離ロスなく走り内を突いてのもので、なかなかこれだけ恵まれることもないでしょうが、恵まれれれば突き抜けてくれるかも知れません。

●最後に

 いやぁ〜、6着で喜んではいけませんが、グルーヴィタイムの今回の6着は嬉しいですね。しかも10頭立ての6着とかではなく18頭立ての6着です。そしてここまで2戦の内容があまりにも酷かったですから喜びもひとしおです。これがクビ、クビ、クビ差と僅差だった3着ならなお盛り上がっていたでしょうが、6着とはいえ3着馬とはそれだけしか差はありません。また勝ち馬とも僅かに0秒3差です。しかも決して低調なメンバーの遅い時計でのものではなく水準級時計でのこの内容です。

 血統が良いですし、1つ勝ってくれれば上手く成長して素質を開花してくれるかも知れません。とにかく未勝利クラスを脱出したいですね。その為に次はとにかく掲示板の確保。掲示板を確保してその次を良い騎手で有利に進めたいですね。

 頑張れグルーヴィタイム!!なんとか未勝利クラスを勝ち上がってくれッ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2016年4月12日立ち上げ 13日、18日、21日、22日、24日、28日、29日、5月9日加筆
グルーヴィタイムの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2016年 3月12日 第3戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (12着/6番人気)

2016年 1月23日 第2戦 3歳未勝利 京都芝1600m (10着/5番人気)

2015年10月 4日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1400m (5着/7番人気)

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